みなさん「相続」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか？

　「うちにはそんなに財産はないから「相続」なんて縁のない話だよ。」、「うちはおかげさまで家族みんな仲が良いからもめるなんてことはありえないよ。」、あるいは「まだまだ先の話だからピンとこないし、できればあまり考えたくないなぁ。」等々。

　「どのような業務をされているのですか？」とのご質問に「相続に関する業務を主に取り扱っています。」とお答えした際、このような反応をいただくことがほとんどです。

　みなさんにとって「相続」は本当に縁のないことなのでしょうか？考える必要のないことなのでしょうか？

　あらためて「相続」について簡単にご説明させていただくと、「相続」とは「Aさんの権利・義務をAさんが亡くなられたことによりBさん他が引き継ぐこと」です。

　例えばAさんの財産が預金通帳１つだったとしても、その預金通帳をだれがどのように引き継ぐのかを決めて銀行さんでお手続きをする必要があります。

　財産の多い少ないは、確かにお手続きの煩雑さには関係があるかもしれませんが、多くても少なくても何かしらのお手続きは発生します。

　実際のところ「相続」が発生した際、まったく関係がないという方はまずいらっしゃらないと思うのです。

　また、確かに現時点は仲の良いご家族かもしれませんが、その「仲の良さ」が永久に続くものとは限りません。

　ご家族といえども「相続」をきっかけに疎遠になってしまうというのはよくあるお話で、もめることなんてありえないとはだれにもいいきれないと思うのです。

　あるいは、人は歳を重ねたから亡くなるわけではありません。事故や病気などいつどこで何があるかなどだれにもわからないのです。

　考えたくないからといって考えることをしなかった場合、あとで困るのは残された大切なご家族なのです。

　私は「相続」について考えるということは、ご自身に万が一のことがあった際にもご家族を思いもよらないトラブルから守るための準備をしておくことだと思います。

　「相続」について考えるということは、決して後ろ向きなことではなく、前向きだからこそご家族を守ることができるのだと思うのです。

　今一度ご家族に思いをはせてみてください。今だからこそできることとはどんなことでしょうか?

　よろしければご一緒に将来の相続に際し、ご家族を守る方法を考えてみませんか？

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